2011年01月25日

CHECK2.伝わる叙述ができているか

1.説明不足はないか

読者は作者の脳内にある設定を知りません。ひとつひとつ言葉に置き換えて説明しないと伝わりません。
キャラの設定、キャラ同士の関係性、状況設定、時代設定などはもとより、場所、色、形、においなど、その場面場面に必要な情報は、逐一描かないことには読者には伝わりません。
読者が物語を把握するためや、その場面場面を脳内に描くために必要な情報を、過不足なく提示するように心がけてください。
ただし、過剰な情報は逆効果になる場合もありますので、加減に気を付けてください。


2.描写ができているか

「誰がなにをした」と、ただ物語の筋を説明するだけでは小説にはなりません。
物語が展開してゆく課程で、主人公がどのように感じ、どのような行動をとったか、そのひとつひとつがドラマチックに描かれてこそ小説の面白味が生まれます。
初心者の方は、「主人公が○○した」と書くだけで終わってしまうことが多いように思いますが、単純な説明で終わらせてしまう前に、まず自分だったらその場面でどのように感じ、どのように考え、どのような行動を取るかを想像してみてください。
次に、その話の主人公の立場や性格からすると、その場面でどのように感じ、どのように考え、どのように行動するかを想像してみてください。
そうして見えてきたものを文章に置き換えることができれば、リアルかつその作者独自の描写につながってゆくと思います。


3.人称の混乱がないか

初心者の方は一人称と三人称がひとつの段落で混在しないよう気を付けてください。
地の文と心中の独白を混在させて書くという技法もありますが、初心者のうちは避けた方が無難だと思います。
括弧でくくる  (心の声)
文頭にダッシュを付ける  ――心の声
など、地の文としっかりと区別を付けた方が読みやすいものになります。
(もちろん明確に地の文と心中の独白をきちんと書き分けることができる場合は、このように記号を入れて区別しなくても構いません)


4.視点の統一ができているか

視点を変える場合は、段落を区切り、最初の数行で誰の視点に変わったか明確にする必要があります。(場所で表す・その人物ならではの特徴を出すなど、名前を出さずとも視点の主を伝える方法はあります。工夫してみてください)
ひとつの段落内で視点がコロコロ変わると、読み辛く、誰が何をしているのかが分かりづらくなります。
また、神視点で描くのは初心者の方は避けた方がいいと思います。


※CHECK2.の項目でひっかかる部分が多い場合は改稿対象掲載不可となります。少ない場合は、校正による部分修正で対応します。


※青文字部分2012.10.16修正
posted by なび at 11:01| 作品を提出する前に